教授挨拶

教授挨拶

帝京大学医学部泌尿器科学講座教授に2017年4月1日就任いたしました。どうぞよろしくお願いいたします。

社会の高齢化にともない、泌尿器科を受診する患者さんは急増しています。悪性疾患としては、特に前立腺がんや膀胱がんは高齢者に多いことが知られています。良性疾患でも、前立腺肥大症や過活動膀胱による排尿障害のため、生活の質(QOL)の低下を来たしている高齢者が増加しています。また一方で、若年男性における男性不妊や性機能障害といった、専門性の高い分野の需要も増しています。

当科では、悪性腫瘍(腎細胞がん、腎盂尿管がん、膀胱がん、前立腺がん、陰茎がん、精巣腫瘍など)、尿路結石(腎結石、尿管結石、膀胱結石)、排尿障害(前立腺肥大症、神経因性膀胱、過活動膀胱など)、さらには男性不妊・性機能障害・男性更年期といった幅広い分野を、各分野の専門医が中心になって診療しています。

わたしたち帝京大学泌尿器科の目標は、診療・研究・教育という大学病院の使命を高いレベルで実践することです。診療にあたっては、大学病院ならではの高度な専門医療を安全に提供したいと考えています。同時に研究を通じて世界の泌尿器科医療の発展に貢献します。医学生や若手医師の教育は未来への投資です。泌尿器科医学のさらなる発展へ向けて、若い力の飛躍を後押ししたいと思っています。

患者の皆様におかれましては、まずは当科をご受診ください。担当医が親身に対応いたします。本ホームページを見てご興味を持って頂いた医療関係者の方々には、是非ご連絡をお待ちしております。泌尿器科学の進歩・発展へ向けて是非ともに邁進しましょう。

泌尿器科教授 中川徹