研修プログラム

臨床研修プログラム

 後期研修医は悪性腫瘍、前立腺肥大症、尿路結石などを専門にしている各チームに配属され、疾患の基礎、治療方法、術後管理などを学びます。当科はロボット手術や腹腔鏡手術、開腹手術、経尿道的手術など、さまざまな手術を数多く実施しています。研修医も積極的に手術に参加します。手術件数に関しては当科の治療実績のページをご覧ください。
 研修医教育の一環として、定期的にカンファレンスを行っています。例えば、前立腺がんや腎がんに関しては、薬物療法一つとっても多数の選択肢が存在します。カンファランスは厳しいですが、個々の症例に対する理解を深め議論を進めるためには重要な場です。最新のエビデンスに基づいて最適な治療方針を立てるようにしています。また文献の抄読会や教育的手術ビデオも視聴し、手術のコツなどを経験の少ない医師にわかりやすく説明するようにしています。このような環境のなか、専門医試験受験時までには十分な知識と実力がつくように指導しています。

キャリアデザイン

初期研修医(2年)→ 後期研修医(レジデント)(4年)→ 専門医取得(6年目)

 その後、各サブスペシャリティーを習得するために助手もしくは助教として在籍することも可能です。また後期研修医終了後、もしくは専門医取得後からの入局も大歓迎です。大学院への入学はどの時点でも可能です。また関連施設への出向や海外留学もお手伝いいたします。

基礎および臨床研究

 帝京大学医学部泌尿器科では従来より積極的に基礎研究を行ってきました。泌尿器科の研究設備はウェスタンブロット、PCR、免疫組織染色、細胞培養など基本的な生化学実験の設備を完備しています。また、大学共用施設の設備も利用可能で、研究環境は充実しています。
 臨床研究としては臨床データを使用してレトロスペクティブな解析や前向き試験を行っています。
大学病院ならではの学会活動も活発に行っています。国内学会をはじめとして、アメリカやヨーロッパの泌尿器科学会などに積極的に参加し、国際的なビジョンを持った医師の育成を目標としています。

研修施設および関連施設

 主な研修は板橋の帝京大学医学部附属病院で行われます。スタッフは海外留学経験者が多く、希望があれば海外留学を斡旋することもできます。また、周辺の関連・協力病院に出向することも可能です。

帝京大学附属病院泌尿器科研修プログラムにおける基幹・連携施設

帝京大学医学部附属病院泌尿器科専門研修プログラムに属する連携施設は東京都心を中心に16 施設あります。全ての施設において泌尿器科指導医が常勤し、日本泌尿器科学会の基幹教育施設となっています。施設毎に様々な病院機能を有し、一般泌尿器以外に、特殊専門領域についても研修が可能です。

随時、説明会や見学は可能ですので下記までご連絡ください。
uro[あ]med[ど]teikyo-u[ど]ac[ど]jp([あ] を @ に,[ど] を . に変えてください。)